鈴木拓哉 一日目

iU大学生 鈴木拓哉

北斎「お前さんは、どんな活動をしているのかな?」      墨田区で初めてできた大学に通う、情報経営イノベーション専門職大学一期生、一年生の学生。その傍ら、今年の3月末に上京してから墨田区で少しずつ地域活性化に携わる。                    北斎「墨田区に越して来る前はどのような暮らしをしてたのかい」     上京する前は地元、愛知県豊田市で実家暮らしをしていた。生まれてから住んでいる場所であり、地元の行事に参加していたのでほとんど皆知り合いだった。               北斎「ここで暮らしてみて不便に思ったことはあるかい?」     初めての一人暮らしでした。そしてその住まいがシェアハウスであり、長屋。隣の家と建物自体が接している。そのため隣からの声がよく聞こえてくること、隣と裏庭の仕切りがないこと。それらにびっくりした。                    北斎「隣人との関係はどんな感じかな?」       引っ越してきてから半年が経った。まずはお隣の住人とのご挨拶。それからお向かいの住人とお知り合いに。徐々にその場所に馴染んでいった。出会った人と一緒に活動をしているといつの間にか次々と知り合いの輪が広がっていった。知り合った人とは会えば挨拶から始まり、たまには長話をすることも。                      北斎「隣人とのエピソードがあれば教えてくれ」           住みだして驚いたことは引っ越してきた人をすぐに受け入れて仲良くしてくれる。それ以上に住人は、誰もがこの街が好きなのか、人に興味があるのかとにかく一緒に話し出すと話が長い。              北斎「日々の暮らしの中で起きた何か面白い話を聞かせてくれないかな?」     住まいの玄関はガラス張りで共用部が丸見え。だからといって部屋にある大きなカーテンを閉めると圧迫感。と言うわけでカーテンを開けて広々と共用部でご飯を食べたり、勉強したり、会話をしたりしている。そういうときに少し何か視線を感じると思うと通る人がこちらを見ながら過ぎ去っていく。自転車に乗る人もこちらをみる。               多くの人がこの建物をシェアハウスで学生が暮らしているとは思わないらしく何かと怪しげに見る。たまに立ち止まっている人に話しかけると「ずっと気になっていた」と言われ、いろんな話をお互いに話しすぐに仲良くなっちゃう。今ですら共用部にいると誰かに見られていると思うが、このオープンな雰囲気と長屋のおかげで隣人との距離が近くなったのかも知れない。                       北斎「暮らしで一番大事なものは何かな?」      一番大切なものはやっぱり人との繋がりかな。正直、東京にきてこんなに昔の風景が残り、お節介な街もそうないと思う。今までは生まれてからずっと住んでいる街だったから知り合いが多いのは当たり前。でも引っ越してきて、それも23区でここまで地元のように親しみを感じ安心できたことには驚き。もしどんな街でも、住む地域がどうでも良いとするのであればどこでも変わらない。でもそこに住む人と引っ越しの挨拶から始まり、日常会話、地域行事に参加し仲良くなっていくことで住みやすくなるのかなと思う。私にとって暮らしは家で終わらず、普段から通うスーパーや飲食店での親しみやすさやその道中での通る人とのちょっとした会話。日常生活が楽しくてこその暮らしかな。

今日の質問のテーマ「引っ越してきたあなたと暮らしについて」

 

配信者が住んでいる地域

配信を見て感想があればコメントにお願い致します。