鈴木拓哉　二日目

二日目のテーマ「今の生活の創造・工夫・こだわりについて」　　　　　　　　　　北斎「家の中で気に入っている所はどこかな？」　　　　　気に入っているところか。自分はこの建物自体が好きです。この通りで黒い建物というと「あ～、あの家ね！」と言ってくれる。そして入り口がガラス張りで、開け方によっては開放的にもなる。黒くて秘密基地っぽい、だけど通る人に印象を与える。だから外から見る全体の景色、中から通る人を眺めるのもどっちも好きです。　　　　　　　　　北斎「生活の中で一番こだわっていることを教えてくれないかい？」　　　　　僕は日ごろからあまり部屋に閉じこもることは少ない。土日でも。たまには疲れていて部屋で休むことはあるが。多くは外で活動している。何もなくても外でお散歩をしてみる。家にいても共用部にいることがほとんど。共用部にいれば外の動きや音が自然と耳に入ってくる。車はあまり入ってくることはなく、歩きか自転車。だからこそ話声がよく聞こえてくる。ここら辺に住んでいる人は話し好きがほんとに多い。僕も話し出したら止まらないですが（笑）。僕がこだわっていることはなるべく地元の人と関りを持つことです。一方的に話を聞くことのほうが上京してから多くなった気がします。それは僕も話し出したら永遠に話が終わらないと思う時もあるので。ここに来て感じたのは話す人皆アイデアマンだったり、知識が豊富だったり、とにかく情熱にあふれていたりして話をするだけで刺激をもらえます。あとは面白い人がたくさんいます。毎日相互で関われなくても、間接的に眺めているだけでも楽しいですね。繁華街と違って街の風景が下町だからこそ、賑やかにしていても風景が落ち着かせてくれます。何していても楽しいです。よく動いて関わっていくと何気ない会話から機会や人とのご縁がやってくる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「不便さと引き換えに、良かったことはあるかな？」　　　　　はじめ、不便と感じたのはトイレが外にあったこと。洗濯機と乾燥機ももちろん外ですが。トイレが外にあるので行きたくなればドアを開けて、外に出る。そしてトイレの扉を開ける。この動作が面倒だった。しかし外に出ると庭があって、一日中家にいるときはその時だけ気晴らしになる。裏が小学校なのでにぎやかな声が扉を開けると聞こえてきて楽しいのも、たまにうるさいと感じますが気分転換になります。